一人の男が飛行機から飛び降りる
『一人の男が飛行機から飛び降りる』バリー・ユアグロー著 柴田元幸訳
夢(寝るときに見るほう)って、覚えていますか。
私はほとんど忘れちゃいます。
ぜんぶ覚えてられたらいいのにと思う。
常識も時間軸も物理法則も無視した有り得ない体験ができちゃうんだから、何気にすごいもんだ。
この本は、夢の標本みたいな短編集。
矛盾に満ちたお話が150本も入ってます。
ビレッジバンガードで見つけて、なんか変な夢が見たい、と思って読んでみました。
しかし筆者は、自分が実際に見た夢を題材にすることはないんだそうです。
たぶん、何の意味も示唆もないんだと思う。
自動筆記的に、頭にうかんだ情景を描いているだけ。
だから、あんまりこの人有名じゃないんだろな。
文学的な研究のしがいがないもの。
文章のとおりに想像をふくらませると、頭の中になんだか狂った途方のない絵ができる。
そして全体的にちょっとメランコリックで病的な感じです。
むちゃくちゃなんだけど、これは確かに侘しいな。と思う。
表題作「スープの骨」より
一人の男が飛行機から飛び降りる。
さめざめと涙を流しながら、男は靴箱いっぱいのラブレターを、風が吹き荒れる空中に投げ捨てる。手紙たちはさっと舞い上がり、ふんわりふくらんだ雲の底にへばりつく。
夢(寝るときに見るほう)って、覚えていますか。
私はほとんど忘れちゃいます。
ぜんぶ覚えてられたらいいのにと思う。
常識も時間軸も物理法則も無視した有り得ない体験ができちゃうんだから、何気にすごいもんだ。
この本は、夢の標本みたいな短編集。
矛盾に満ちたお話が150本も入ってます。
ビレッジバンガードで見つけて、なんか変な夢が見たい、と思って読んでみました。
しかし筆者は、自分が実際に見た夢を題材にすることはないんだそうです。
たぶん、何の意味も示唆もないんだと思う。
自動筆記的に、頭にうかんだ情景を描いているだけ。
だから、あんまりこの人有名じゃないんだろな。
文学的な研究のしがいがないもの。
文章のとおりに想像をふくらませると、頭の中になんだか狂った途方のない絵ができる。
そして全体的にちょっとメランコリックで病的な感じです。
むちゃくちゃなんだけど、これは確かに侘しいな。と思う。
表題作「スープの骨」より
一人の男が飛行機から飛び降りる。
さめざめと涙を流しながら、男は靴箱いっぱいのラブレターを、風が吹き荒れる空中に投げ捨てる。手紙たちはさっと舞い上がり、ふんわりふくらんだ雲の底にへばりつく。
by ten-to-ten
| 2008-06-29 21:49
| 本
オモチロおかしく どたばたと暮らしています。
by ten-to-ten
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