撮るように生きて

予告編を見て、猛烈に興味が沸いてしまったドキュメンタリー映画、「アニー・リーボヴィッツ」。

この人、雑誌の特集かなんかで見て気になっていたので、名前が出てきた瞬間、これは見なくては…という使命感にとらわれる。

美容やアートについて論じている「花椿」という雑誌だったと思うのだけど、正確な記述はほとんど忘れたのでワタクシのお粗末な要約で失礼。。

「女たるもの、美を追求することに興味を持たない人は少ないし、いわゆる“女磨き”を趣味にしている人までいる。それをまったくかなぐり捨てている人との遭遇は衝撃的だ。あまりにも有名な写真家のアニー・リーボヴィッツは、まさにそんな女性だ。ノーメイクで世界中を飛び回り、メディアに露出し、被写体の人物に向かって『あぁ、大変!とっても素敵よ!ギャーッ!どうしよう、感動しちゃった!』と叫びながら写真を撮る。身を飾ることを意にも介さない人物だが、こんなにクリエイティビティに富んだ女性を美しいと思わないほうが異常だ。」

実に、スクリーンに映るアニーはとても美しかったです。
彼女は、被写体に有り得ないほど感情移入するのです。ある期間生活をともにし、カメラを向けてシャッターを切るという行為が気にならなくなってしまうほど、相手の生活に入り込んでしまうんだそう。
だから、撮られる側の人間はひどくリラックスしていて、いとも簡単に裸になる。

彼女は、被写体自身も知らない、見えない人物が見えているようで…

「ローリングストーンズにずっと密着していて、もう目をつぶっていても写真が撮れる?」
「それは無理よ。だって私は1枚1枚真剣に撮ってるんだから」
おそろしく奔放かつ注意深い人だ。

彼女の撮る写真が、スパッスパッと大量に見られるのだけど、どの写真もじっと見ていたら悲しくて泣いてしまいそうな作品ばかり。
私は知らなかったけれど、ジョン・レノンが暗殺される4~5時間前の写真なんて撮ってたのね。
こちらが困るくらいに人間の弱さをさらけだした、とてつもなく悲しい写真でした。


世界一の仕事を見ることができたような気がする。

いや、仕事という枠は小さすぎて…なんというか、どうやって他者に共感すればいいのかってこと。相手に強い興味を抱くってこと。
その具体例をポンと目の前に置いてくれたような感じだろうか。
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by ten-to-ten | 2008-04-20 21:40 | 映画


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